インドネシア高速鉄道 ニーズを無視した提案の結末

インドネシアの首都ジャカルタとバンドン間の約140kmを結ぶ高速鉄道計画をめぐって、日本と中国が激しい受注活動を展開した。両国とも、最高水準の技術を駆使した費用も高額な計画を提案した。しかしインドネシア政府の結論は意外なものだった。

インドネシア政府はいずれの案も採用せず、高速鉄道計画そのものを見直すこととなった。理由は費用が多額なため、速度を落とした鉄道建設を行うというものだ。わずか140km間に多額の財政負担を強いられる高速鉄道がはたして必要なのか、疑問視する声も出ていたという。当然です。

これは日本の多くの企業にも見られる、クライアントのニーズを無視した提案と同じことです。インドネシアで、140kmしか離れていない都市間を結ぶのに最高水準のものが必要かということを考えてみるべきだったのではないか。国の威信をかけて最高水準のものを示したのであろうが、それがはたしてインドネシアに必要なものかと考えてみるべきではなかったのだろうか。

 

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