新型コロナワクチン接種率が高いにも関わらず感染が急増している国がある。ワクチンを接種した医療従事者の間でクラスターの発生している国もある。
これらは、ほとんどが中国製ワクチンに頼っている。さらに、習近平の一帯一路参加国が多くを占めている。
中国はこれからも中国製ワクチンをばらまき続けるだろう。中国からワクチンの提供を受けた国がさらに広がると、新たなパンデミックにつながりかねない。
効果のない中国製ワクチンのばらまきが危ない
新型コロナワクチン接種率が高い国でありながら感染急拡大
ワクチン接種率が高いにもかかわらず、感染が再拡大している国がある。
コロナワクチン接種率が高い国で感染者・死者が急増、原因は | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) 2021/6/1
少なくとも1回は接種を受けた人の割合が最も高いセーシェル(72%)、それに次いで高い水準にあるモルジブ(57%)、チリ(56%)、バーレーン、(55%)、ウルグアイ(51%)などで感染拡大、死亡者が急増している。いずれも、中国のシノファーム(中国医薬集団)製のワクチンを使用している。
さらに最近になっても、ワクチン接種率の高い国で感染が再拡大している国がある。
接種率40%超の「ワクチン先進国」でも次々と感染再拡大 気になる要因とは?|NEWSポストセブン – Part 4 (news-postseven.com) 2021/7/1
例えばチリだ。7月1日時点で接種率が60%、2回接種完了した人の割合も50%で、世界有数の接種先進国となっている。にもかかわらず感染が再拡大している。
ドミニカでも接種が進んでいる。接種率は40%を超え、2回の接種を完了した人の割合も20%に達している。それにもかかわらず感染の再拡大が見られている。
この2国に共通しているのは、どちらも中国製のワクチンを使用しているということだ。
この他にも、ポルトガル、イギリスでも接種率は高いのに感染が再拡大している。こちらは、デルタ株によるものだ。
中国製ワクチン接種にもかかわらず新型コロナで死亡
中国製ワクチンを接種したにもかかわらず新型コロナ感染による死亡する例も後を絶たない。
医師14人、ワクチン接種にもかかわらずコロナで死亡 インドネシア 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News 2021/6/26
中国シノバックのインドネシア臨床実験責任者、新型コロナで死亡(中央日報日本語版) – Yahoo!ニュース 2021/7/9 →中国への不信
シノバック製ワクチン2回接種のタイ医療従事者600人超がコロナ感染 | ロイター (reuters.com) 2021/7/12
これらの事例は、中国製ワクチンの発症予防効果がせいぜい50%程度の役に立たないワクチンを使用しているからだ。
ワクチン不足につけこむ中国
新型コロナウイルスワクチンには、ファイザー(米)、モデルナ(米)、アストラゼネカ(英)などの発症予防効果の高いワクチンがある。しかし、これらのワクチンは先進国同士の奪い合いとなっており、発展途上国には行き渡らない。
中国はここに目をつけて、新型コロナウイルスを全世界に拡散した後、自国の不良ワクチンを高く売りつけ、あるいは無償で提供して恩義を売るというワクチン外交に出た。中国はワクチンを迅速に供給する姿勢を示し、他に選択肢がほとんどない低所得国はそれを喜んで受け入れてきた。特に一帯一路参加国に多い。
新型コロナ: 中国、東南アにワクチン供給拡大探る: 日本経済新聞 (nikkei.com)
新型コロナ: ワクチン輸出、中国が席巻 外交や経済で攻勢も: 日本経済新聞 (nikkei.com)
その被害にあったのが上の例で紹介したような発展途上国なのだ。
WHOも中国製不良ワクチンを承認して新興国へばらまき
また中国寄りで知られるテドロスWHO事務局長は、中国に気兼ねして、こんな発症予防効果の低い不良ワクチンでも、新型コロナウイルスワクチンとして承認した。
WHOが主導し共同購入したワクチンを途上国などに分配する国際的枠組みの「COVAX(コバックス)」にも組み入れて、途上国にばらまこうとしている。
中国製薬会社2社、コバックスへワクチン1.1億回分提供で合意 Gavi(AFP=時事) – Yahoo!ニュース
中国製ワクチンへの不信感広がる
このような中で、中国製ワクチンへの不信感が広がっている。
新型コロナ: [FT]中国製ワクチンに不信感募らす途上国: 日本経済新聞 (nikkei.com)
この中で、次のように指摘されている。
各国がワクチンによる免疫の持続期間や変異ウイルスに対する有効性に着目するなかで、
実際、ファイザー製発症予防効果95%、モデルナ製発症予防効果94%、アストラゼネカ製発症予防効果76%と公表しているが、中国製の発症予防効果も他のデータも一切公表していない。次のニュースには、中国製ワクチンは「水ワクチン」とも批判している。
一日で世界の確定患者の1割が発生したインドネシア…中国製ワクチンに裏切られた(朝鮮日報日本語版) – Yahoo!ニュース
インドネシアは中国製ワクチンを全く信用しなくなった。
また、中国製のワクチンは効果がはっきりしないにもかかわらず高価になっている。一つ前の記事の記述によると、
ハンガリーはシノファーム製ワクチンを1回分36ドル(約3900円)と「スプートニクV」の3倍を超える価格で購入した=ロイター
最近猛威をふるっている変異株に対しても、中国製ワクチンの効果は一切発表していない。
デルタ株への「ワクチン成績表」見ると…中国ワクチンとヤンセンは資料なし(中央日報日本語版) – Yahoo!ニュース
中国当局でさえも中国製ワクチンの効果は小さいと認めている。
中国製ワクチンは「効果小さい」 中国当局者が発言、すぐ修正 – BBCニュース
この発言者は、自分の立場が危うくなると気づいてあわてて撤回したが、この人は更迭されたか処分されたであろう。
発展途上国の感染拡大懸念
このように不信感の広がっている中国製ワクチンであるが、途上国にはファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンは入ってこない。効果はなくても中国製ワクチンに頼らざるをえない。その中には、中国製ワクチンを3回接種する国も出てきた。
こんな効果のない不良ワクチンを、中国は高価で売りつけている。今までで5億回分輸出しているという。
中国の新型コロナワクチン、5億回分を100カ国以上に輸出(36Kr Japan) – Yahoo!ニュース
WHOもCOVAXのワクチンとして買い付けている。中国は、新型コロナウイルスを世界に広め、困っているところを見計らって不良をクチンを高価で売りつけて荒稼ぎをしているのである。
懸念されるのは、これら中国製の不良ワクチンが新たなパンデミックを引き起こさないかということだ。懸念されるのは次の2点にある。
変異ウイルスに効果なし
中国製ワクチンは、変異ウイルスに対しての検証報告が全くない。たぶん、効果が全くないので公表しないのだろう。
不良ワクチンでも接種しただけで心のゆるみ
中国製のこんなゴミワクチンでも接種すると、接種したという安心感が出てくる。その結果、感染対策が疎かになって感染がより一層広まるという事態が生じる。アジアやアフリカの途上国の人々は、中国製ワクチンの効果がないことを知らされないまま接種されているからである。
結論
中国製ワクチンは、効果のないゴミワクチンでありながら、発展途上国に広がっている。WHOがこのばらまきに拍車をかけている。
今すぐ中国製ワクチンをやめて、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンに切り替えなければ世界が危ない。感染拡大は新たな変異ウイルス発生を招く。
そのためには、効果のあるワクチンを増産して、これまで行きわたらなかった発展途上国に振り向けなければいけない。
東南アジアの国々では、中国製ワクチンへの不信感が広がっている。この動きがさらに広がってほしい。
感染爆増の東南アジア各国で「中国製ワクチンの中身」に疑問噴出中(大塚 智彦) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) (ismedia.jp)