ホームページ作成に欠かせないレンタルサーバーと独自ドメイン

自分のホームページを作りたい人多いと思います。ホームページ作りには何が必要でしょうか。まずサーバーが必要です。でも自分で作るのは専門の知識と経験が必要ですし、労力もかかります。そこで、レンタルサーバーを借りるということになります。レンタルサーバーにも有料と無料があります。無料はいつサポートが終わるかもしれないので心配です。試しに使うのはいいとして、やがて有料のしっかりしたレンタルサーバーに移行したいでしょう。

サーバーが整ったら今度はドメインですね。レンタルサーバーでもドメインを作成してくれますが、やはり独自のドメインを取得したいものです。

ネットショップを運営するのでしたら、セキュリティが重要です。そのためには、SSL証明書を取得して、自分のサイトが安全であることを証明しなければいけません。

そんなこんなで、あれこれとやることはいっぱいありますね。ここでは、これらを整理して、何が自分の目的にあった選択か判断するための情報を提供しましょう。(山本)

コンテンツ

無料レンタルサーバー

有料レンタルサーバー

さくらのレンタルサーバー

JETBOY

カラフルボックス

エックスサーバー

独自ドメインの取得

SSLサーバー証明書の取得

すべてのPCにセキュリティソフトの導入

レンタルサーバーそして独自ドメインとセキュリティも

ブログやホームページを公開するには、サーバーが必要になります。

サーバーには、オペレーティングシステム、データベースの他にさまざまなソフトやツールが必要になります。サーバーを自分で作ろうとしたら、高い専門知識と経験が必要になります。サーバーを運用・保守する管理も大変です。これらのサーバーの構築・運用・管理を代わりにやってくれるのがレンタルサーバーです。

レンタルサーバーにも有料と無料があります。

無料レンタルサーバー

無料レンタルサーバーには次の特徴があります。

  • 広告が表示される
  • 使用できる容量が少ない
  • PHPやMySQLといったアプリが使えないことが多い

PHPとMySQLが使えないと、Wordpressを使用することができません。有料オプションでは使えるものがあります。

ほぼすべての無料レンタルサーバーの会社は、有料のオプションも用意していて、将来こちらに移行することを意図しているようです。

それに何といっても無料ですから、信頼性も落ちますし、サポートをやめる場合があります。試しに使ってみるとか、いつ消滅してもかまわないような趣味のサイトに使うべきで、本格的なサイトには向かないと考えた方がよいでしょう。

その無料レンタルサーバーの中でも、比較的信頼できそうなものを紹介します。

サーバー名 Xdomain HTMLサーバー Star Server Free XREA Free 忍者ホームページ Hostinger
URL https://www.xdom
ain.ne.jp/server/
https://www.st
ar.ne.jp/free/
https://www.
xrea.com/
http://www.ni
nja.co.jp/hp/
https://www.ho
stinger.jp/free-hosting
運営
会社
エックスサーバー株式会社 ネットオウル株式会社 株式会社GMOデジロック 株式会社サムライファクトリー Hostinger社(海外)
最大
容量
1GB 1GB 1GB 500MB
PHP
MySQL
なし
なし
あり
あり
あり
あり
なし
なし
あり
あり
広告
表示
なし あり あり あり なし
独自ドメイン 設定可能 設定可能 設定可能 設定可能 設定可能
備考 PHP、MySQLのないプランは広告表示なし

独自ドメイン

Webサイトを作る時、最初は一部にサーバー名の入ったドメインが作られるが、自分でドメインを取得して設定することができます。「設定可能」とはこのことをいいます。

有料レンタルサーバー

次に有料のレンタルサーバーの紹介をします。

有料レンタルサーバーは、ほとんどすべてPHP、MySQL他のツールが充実していますので、もちろんWordpressでサイトを作ることができます。

メールアドレスも複数作成できます。

ここでは個人向けの料金の安いプランを紹介しますが、どの有料レンタルサーバーでも、この上のビジネスプランなど料金の高いプランもあります。

無料SSLについて

無料でSSLという暗号化の設定をすることができます。この設定をすると、http://の代わりに、https://というURLになります。
Google では、2018年7月から、Google Chrome でSSL化されていないサイトのURLの頭に、「保護されていない通信」という表示をするようになりました。SEO上も不利になります。

さくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバ

運営会社:さくらインターネット株式会社

プラン名 月額料金 初期費用 容量 マルチ
ドメイン
無料SSL 備考
ライト 129円 1,029円 10GB 20 PHP、MySQLなし
スタンダード 515円 1,029円 100GB 100

いずれも無料お試し期間があります。

☆お薦めのポイント

1996年創業、東証一部上場企業のさくらインターネットのサービスで、老舗ならではの高い認知度とサーバ稼働率も99.99%と安定しています。手頃な価格と多機能、コストパフォーマンスで、利用件数は40万件を突破しています。
さらに18年4月に機能をリニューアルし、速度が大幅に向上しています。
高速化の詳しい内容は https://www.sakura.ne.jp/speedup/
初心者にもわかりやすく安心なサポート体制とマニュアル類が整備されています。

また、WordPress のクイックインストール機能も改善されて、よりインストールしやすくなっています。データベースも同時に作成でき、よく使われるプラグインもインストールされます。

このサイトも、さくらのレンタルサーバ スタンダードを使用しています。

さくらレンタルサーバー独自のサービス

さらに、さくらレンタルサーバーには次のような独自の魅力的なサービスがあります。

  1. モリサワWebフォントの無料使用
    プロも使用している株式会社モリサワのWebフォントを、月間7.5万ページビュー、33書体を無料(スタンダードプラン以上)で使用できます。レスポンシブデザインとも親和性が高いことが特徴のフォントです。美しいと評判の「しまなみ」や、読みやすいので小・中学校の教科書にも採用され始めている「UDデジタル教科書」も追加されています。
    https://www.sakura.ne.jp/function/webfont/
  2. バックアップ&ステージングの無料使用
    最大8世代バックアップとステージング(テスト)環境の作成、 テスト環境から本番サーバーへ公開出来る機能を利用できます。 WordPressにも対応しているので、アップデートやサイトの改修時などに便利です。 利用は無料(スタンダードプラン以上)です。
    https://www.sakura.ne.jp/function/backup_staging.html

JETBOY

JETBOY

運営会社:セブンアーチザン合同会社

プラン 月額料金 初期費用 容量 マルチ
ドメイン
無料SSL 備考
ミニSSD 290円 1000円 5GB 無制限
ファーストSSD 580円 1500円 20GB 無制限
スタンダードSSD 980円 3500円 40GB 無制限

初期費用費用はキャンペーン期間中は半額となります。
いずれも無料お試し期間があります。

☆お薦めのポイント

国内向けハイスペックSSDクラウド型レンタルサーバーサービスです。クラウドの拡張性とレンタルサーバーの使いやすさを併せ持ったサーバーです。

WEBサーバーに LiteSpeed を搭載して、Apacheの3倍以上のWEBレスポンスを実現しています。

新しいサーバーへのデータ引越し作業を無料で代行しています。

カラフルボックス

カラフルボックス

運営会社:株式会社カラフルラボ

プラン 月額料金 初期費用 容量 マルチ
ドメイン
無料SSL 備考
BOX1 480円 無料 30GB 無制限
BOX2 880円 無料 150GB 無制限

いずれも無料お試し期間があります。
プランは BOX1~BOX8まであります。

☆お薦めのポイント

次の安全性の点でお薦めします。

  • 過去14日分の自動バックアップに加え、バックアップ先を完全に別の地域に設定することで、従来のレンタルサーバーよりも遥かに高い安全性を確保する仕組みを導入しています。
  • 「アダルト専用サーバープラン」を開始しています。一般のサーバーと完全別サーバー・別IPアドレス・専用チューニングとしているため、 一般サイトのユーザーも安心できます。
  • 有償で、Webサイトに潜む脆弱性、不正改ざん、マルウェアといったセキュリティの脅威に対抗するWebセキュリティサービスである SiteLock(サイトロック)が利用できます。初心者にも扱いやすいよう自動検知&駆除を実現し、世界1,200万サイトで導入された実績のあるサービスです。
    SiteLock の詳細はこちらです。Webサイトの安全を保つ先進の診断技術

また、次のような高速化によりWebサイトの表示速度を改善しています。Webサイトの表示速度は検索エンジンの検索順位に影響を与えると言われています。またWebサイトの表示速度が遅いとユーザーの離脱率も高くなり、ユーザーの満足度にも影響します。

  • 高速Webサーバー「LiteSpeed」を導入
    LiteSpeedは、これまで最も普及されているApacheとの完全な上位互換を実現した、高速サーバーです。WordPressのベンチマークでは、旧来のApacheに対して約3倍、Nginxに対しては約5倍以上の差がつく速度を誇っています。
  • 全プランSSD
    SSDは、パソコンでメインの外部記憶装置で、従来のHDD(ハードディスク)に比べて処理速度がはるかに速くなります。
  • HTTP/2表示に対応
    通信の効率化を図ることで、データを高速転送できます。

エックスサーバー

エックスサーバー

運営会社:エックスサーバー株式会社

プラン 月額料金 初期費用 容量 マルチ
ドメイン
無料SSL 備考
x10 900円 3,000円 200GB 無制限
x20 1,800円 3,000円 300GB 無制限 独自ドメイン1つ無料

いずれも無料お試し期間があります。

☆お薦めのポイント

国内で初めてNginx を採用したWebサーバーです。Nginx は、同時リクエストを多く処理することに特化していて、Apache と比べて、高い並行性とメモリ使用量が小さいことに特徴があります。

料金は高めですが、高性能なサーバーをお手ごろ価格で利用できるます。必要機能が標準装備されていて余計なオプション料金がかからないので、コストパフォーマンスは非常に良いといえます。サーバー稼働率99.99%以上で安定しています。
運用サイト数は150万件を突破しており、人気の度合いが伺われます。操作性を重視した簡単操作のサーバー管理ツールが備わっています。さらに、ユーザのデータ消失を防ぐ、自動バックアップ機能を標準提供しています。

他社サーバーのWordPress を最短5分で移行できる「WordPress 簡単移行」機能(ベータ版)があります。

独自ドメインの取得

レンタルサーバーと契約してWebサイトを作ると、初期ドメインが作成されます。これでもインターネット上で見れるようになりますが、ドメインの中にサーバー名が表示されますので、通常はこのままでは使いません。独自ドメイン(有料)を取得して初期ドメインと入れ替えます。独自ドメインならば、Webサイトにふさわしい好みの名前を付けることができます。ただし、すでに存在する名前は使えませんから、必ずしも自分の思い通りの名前が使えるとは限りません。早い者勝ちです。

独自ドメインは、紹介した有料レンタルサーバーから取得できます。

つぎのサイトからは、50円から独自ドメインを取得できます。

エルドメイン

SSLサーバー証明書の取得

SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上でデータを暗号化して送受信するプロトコルです。個人情報やクレジットカード情報などの重要データがある場合、暗号化して、ユーザのPCとサーバ間で安全に通信を行う必要があります。

SSLのサイトであるかそうでないかは、URLの違いで確認することができます。通常のサイトのURLは、http:// から始まりますが、SSLのサイトは、https:// から始まります。

Google では、2018年7月から、Google Chrome でSSL化されていないサイトのURLの頭に、「保護されていない通信」という表示をするようになりました。SEO上も不利になります。これが表示されないようにするには、サイトをSSLにする必要があります。

有料レンタルサーバーのほとんどが無料SSL設定できます。サーバーのコントロールパネルから申請すれば誰でもSSLにすることができます。Let’s Encrypt という無料のSSLを使用しています。個人のHPやブログならこれで十分ですが、ネットショップなどのサイトを運営するには不十分です。本格的に有料のSSLにすべきです。

無料SSLと有料SSLのどちらも、データの暗号化は同じです。有料SSLは、さらにこのサイトが、なりすましなどででない安全なサイトであることを証明しているのです。ですからユーザは安心して買い物ができるのです。

有料SSLでは、実際には Symantec、GeoTrust、GlobalSign  といった認証機関が厳格な審査で、企業・組織などの実在性を確認した後、サーバー証明書を発行しています。

ネットショップなどを運営するには、本格的な有料SSLを設定しましょう。下記サイトでは、Symantec、GeoTrust のSSL証明書を格安で提供しています。

シマンテック・ジオトラストSSLサーバー証明書

すべてのPCにセキュリティソフトの導入

ホームページ作成にかかわらず、手持ちのすべてのPCにセキュリティソフトを導入すべきです。事故が起きてからでは遅いです。

Windows 10には、標準でWindows Defenderという無料のセキュリティソフトとがインストールされています。Windows Defenderの詳しい説明は下記ページにあります。

Windows セキュリティによる保護

しかし、Windows Defenderは、他の有料のセキュリティソフトと比較すると必要最低限の機能や性能はあるが不十分で、誤認識も多いということです。安全性を求めるならばややり有料のセキュリティソフトが必要となります。

有料のセキュリティソフトは、Norton、Symantec、McAfeeなどいろいろあります。おなじみのセキュリティソフトを紹介します。

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