寒波が後退して束の間の冬日和

長く続いた寒波が後退して、今日18日は穏やかな暖かい日が戻ってきました。俳句の季語では、「冬日和」と言うそうです。11月ごろの小春日和に対して、厳寒期の穏やかに晴れた暖かい日をこのように表現しています。

気象学的にはどうなのでしょう。寒波の時と比べてみましょう。

18日午前9時の850ヘクトパスカル高層天気図です。
寒波の時に日本列島をすっぽり覆っていた、上空1500m付近の=6℃以下の寒気は北に後退しています。

17日午後9時の、北極海を中心とした500ヘクトパスカル高層天気図からは、明確なブロッキング高気圧と、切離低気圧はありません。この結果下の地上天気図のように日本上空に高気圧が張り出してきたのでしょう。

18日午前6時の地上天気図です。

18日午前10時の衛星画像をみても、日本海上の筋状の雲が消えています。日本海側でも、猛吹雪が収まっているようです。

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