小学校、中学校の今年の夏休みもほぼ半分過ぎてしまいました。小学生、中学生の皆さん、そしてその保護者の皆さん、宿題の自由研究に何をしようかと悩んでいませんか。このページではそのような皆さんにヒントになればと思い、自由研究のテーマを考えてみました。まだテーマが決まっていませんでしたら、参考にしてみてください。

 

小学生高学年の自由研究テーマ

理科の自由研究テーマ

気温が場所によってどのように違うか調べよう

気象庁きしょうちょうで発表している気温は、芝生しばふの上の太陽が直接当たらない箱の中で、地上150cmぐらいの所ではかっています。ですから、太陽が直接当たった場所とか、アスファルトの上とかの気温は、気象庁の発表している気温とは違います。どれくらい違うのか測って比べてみましょう。

調べ方

現在の気温は、パソコンやスマホの「Google」の画面で「現在の気温」と入れると、今いる場所の気温を教えてくれます。これは、気象庁の発表しているものではありませんが、気象庁で測った気温とほぼ同じと考えてよいでしょう。

これと同じころの気温を、いろいろ条件を変えて測ります。

・部屋の中(クーラーをつけていない部屋)は?
・庭の太陽の当たった所は?
・庭の日かげは?
・打ち水(うちみず:水をまくこと)した時は?
・マンションの人は屋上は?
・アスファルトの道路の上は?

など、いろいろな所で測ります。外で測る時は、地上150cmぐらいの高さと、地面に近い高さの2か所測ります。

これを、1日に何回かやってみます。

そして、晴れの日、曇りの日、雨の日などいろいろな天気の日にやってみます。

まとめ方

いろいろの条件ごとに、上のGoogleで検索した気温(気象庁で正式に測ったものに近い気温)と比較して、-○℃、+○℃ というように表に書いて整理します。

整理した表を見て、どのような条件の時に気温が上がるのか、また下がるのかまとめます。

注意

外で測る時は、帽子をかぶるなどして熱中症ねっちゅうしょう日射病にっしゃびょうに十分注意してください。

アスファルトの道路は、車の来ない所で測ってください。

 

星座を見つけよう

星がきれいに見える所に住んでいる人なら、夜の空の星座をたくさん見つけてみましょう。星があまり見えない人でも、田舎に帰ったときにできるかもしれません。

見つけ方

星座早見盤

星座早見盤せいざはやみばんを利用するか、インターネットで下のURLを検索すると見つけやすいでしょう。

https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/08.html(東京の星空カレンダー)

星座についてくわしく知りたい人は、図書館に行って星座図鑑などを探してみましょう。

お父さん、お母さんと一緒に探すのも楽しいですね。

今は、火星、木星、土星という3つの惑星わくせいが見えます。星座を探しながらこれらの惑星も見つけましょう。明るく大きく見えますから、すぐ見つかります。この惑星を目印に星座を探すのもよいでしょう。

記録のしかた

星座を見つけた日にち、時刻じこく、方角、高さを記録しましょう。高さは、水平からのだいたいの角度を分度器ではかります。

星座をスケッチして、自分でみた星の明るさに順番をつけて記入しましょう。

どの星が見つけたときのきっかけになったか、といった見つけ方のヒントを書いておくのも、友だちが見たとき役に立つでしょう。

 

社会の自由研究テーマ

品物がどの国で作られたか調べよう

わたしたちの使っている品物や食べ物は、日本だけではなくいろいろな国で作られて、日本に輸入ゆにゅうされています。どの品物や食べ物がどの国から来ているか調べて、まとめてみましょう。

調べ方

食料品しょくりょうひんだったら、ふくろの外側や、パックにはってあるラベルに、「原産国げんさんこく」のうしろに書かれています。

衣類いるいだったら、首のうしろのところや、ズボンやスカートのうしろのところにはってある布に「中国せい」というように書かれています。

電気製品でんきせいひん道具どうぐのようなものは、裏側うらがわなどに、「○○製」とか、「MADE IN  ○○」というように書かれています。

わからなかったら、お父さんお母さんに聞いてみましょう。

まとめ方

世界白地図(B2版)

いろいろな種類のものをたくさん調べて、似ているものを同じグループに分けてみましょう。国別に分けてみるのもおもしろいでしょう。表にすると見やすいでしょう。

大き目の世界地図に書き込むのもおもしろいですね。

 

 

 

わが家の防災プランを作ろう

家族全員で集まって、わが家の防災ぼうさいプラン(計画書けいかくしょ)を作りましょう。家族で話し合って作ったプランは、文書ぶんしょにして、家族みんなで持っているようにしましょう。

作り方

家族全員集まって、まずテーマを決めます。

大きな台風たいふうがきたとき
大きな地震じしんにあったとき

そのほか、考えられる災害にあったときどうするか考えます。

テーマが決まったら、家族全員で話し合います。そのときに、次のことを忘れないでください。

あなたがどこにいるか(学校、学校へ行く途中、遊びで外にいる、家の中)
すぐにどのように行動こうどうするか
連絡先れんらくさき(電話番号でんわばんごうなど)の確認かくにん

兄弟姉妹がいたら、兄弟姉妹の分も話し合ってまとめましょう。

まとめ方

話し合ったことを、わかりやすく文書にします。できるだけくわしく書きます。パソコンのできる人は、文書作成ソフトで作るとよいでしょう。

作った文書は、コピーをとって、家族全員で持ち歩くようにしましょう。

中学生の自由研究テーマ

理科の自由研究テーマ

惑星の移動を観察しよう

今年7月31には火星が大接近しました。火星だけでなく、木星、土星も見えています。位置や見え方などは、このページが参考にあります。

東京の星空・カレンダー・惑星(2018年8月)

難しい言葉が出てきますので、自分で調べてみましょう。それでもわからなかったら、お父さんお母さんの助けを借りましょう。

観察の仕方は2通りあります。

1.毎日(見える日)同じ時刻に、それぞれの惑星がどの位置にあるか観察して記録する。

2.1時間ごとにどのように移動するかを一晩(夜遅くならないように、日没から10時ごろまで)観察して記録する。

星がよく見える所ならどの星座のどの位置かを記録します。

星が見えない所なら、惑星だけは見えますから、地上の山や建物を目印にして、物差しなどで測って記録します。

星座早見盤

惑星が回りの星と関係なく移動することが実感できて、なぜ惑星と言われるかわかるでしょう。

星座を基準にするならば、星座早見盤があると便利です。

さらに進んだ研究をしたい人は、金星や水星も観察するとよいでしょう。金星は日没の後か、日の出前の短い時間しか見えません。水星はさらに見つけるのが難しくなります。上で紹介したページを参考にしてみましょう。

 

スマホ撮影ができる天体望遠鏡

さらに天体望遠鏡で観察して、写真もとるとおもしろいでしょう。

 

天体望遠鏡を作ろう

夏休みを利用して天体望遠鏡を自作してみましょう。天体望遠鏡のしくみは、理科の授業で学習していると思います。その授業の復習にもなります。実際に作ってみると、授業で習ったことを実感できます。自分で設計する楽しさもあります。

主な材料

・望遠鏡の胴体となる筒
・レンズ(対物レンズと接眼レンズ)
・厚紙(必要なとき)

筒は、台所で使っているラップの芯(しん)が便利です。大きいラップの芯と小さいラップの芯を組み合わせるとよいでしょう。もっと長い芯がほしかったら、例えばお花屋さんでは大きいラップを使っていますから、使い終わったら分けてもらえるかもしれません。お願いしてみましょう。

レンズは、対物レンズ(レンズの口径が大きくて焦点距離の長いもの)と、接眼レンズ(レンズの口径が小さくて焦点距離の短いもの)の2つが必要ですね。使う筒の直径に合わせて、適当な大きさのレンズを大きい教材屋さんで探してみましょう。大きい教材屋さんがなかったら、ネットで探してみましょう。

たとえば、次のサイトでレンズを安く買うことができます。ただし、種類が少ないです。

レンズ各種|UCHIDAS 教育用品通販サイト

もっと本格的にレンズをそろえたいならば、次のサイトがあります。対物レンズには「平凸(とつ)レンズ」が向いています。

各種光学レンズと関連商品|株式会社光洋 SHOP KOYO

ただしこちらは本格的なレンズになりますから値段も高いです。お父さん、お母さんと相談して決めましょう。専門用語も出てきますから、よく調べて間違いのないように気を付けて注文してください。

組み立て

用意した筒は、必要な長さに切ります。かたいので、のこぎりが必要です。

対物レンズを付ける太い方の筒と、接眼レンズを付ける細い方の筒の間は、ぴったりなるように厚紙などで調節します。筒をスライドさせる部分は、塩化ビニールにするとなめらかにスライドできるでしょう。塩化ビニールはホームセンターで買うことができます。

筒の内側は、習字用の墨(すみ)で黒くぬります。筆より長いので工夫してみましょう。外側は好きな色でぬります。

対物レンズと接眼レンズを筒に取り付けるには、厚紙を丸く切ったものを組み合わせて、接着剤で筒にぴったりと固定します。

注意

筒を切る時はけがをしないように注意しましょう。お父さんに切ってもらうのがよいでしょう。

また、塩化ビニールの筒を切るには、専用ののこぎりが必要です。買ったホームセンターの店員さんに切ってもらいましょう。

自分で作るのが難しい人のために

天体望遠鏡キット

材料をそろえたり、時間がかかったりと、自作が難しい人は、必要な材料がそろっていて組み立てるだけという天体望遠鏡キットがあります。たとえば、右の写真のようなキットです。

 

作った天体望遠鏡で惑星を観測しよう

今年7月31日には火星が地球に大接近しました。その他にも、土星と木星が見えます。作った望遠鏡でこれらの惑星を観測しましょう。

地上望遠鏡もできます

ご存知のように、天体望遠鏡は、上下左右がさかさまに見えますね。地上を見るには不便です。接眼レンズの凸(とつ)レンズを凹(おう)レンズにすることで、さかさまにならない地上望遠鏡になることは、理科の授業で学習しましたね。

植物の維管束(いかんそく)を調べて整理しよう

植物には維管束(いかんそく)という管があって、この管を通して植物に必要な水分や養分が送られるということは、理科の授業で学習しましたね。

この維管束の並び方が植物によって違うことは習ったでしょうか。いろいろな植物で試してみましょう。

材料

・野菜の茎や根(料理であまった部分を分けてもらいましょう)、庭の植物の茎
・赤い色水(赤いインクや赤絵の具を水に溶かしたもの、うすめて使います)

方法

植物の茎や根を輪切りにして、切り口を赤い色水にひたしてしばらく置きます。切り口より少し上の所を切って、どこが赤く染まっているか観察しましょう。写真にとったり、スケッチしたりして記録に残しましょう。

いろいろな植物で試してみて、似たような染まり方をしている植物を分類してみましょう。どのような結果になるでしょうか。

さらに進んだ研究

プロジェクターで移したり、スマホで撮影できる顕微鏡

切り口を薄くスライスして、顕微鏡のプレパラートを作って、顕微鏡で観察してみましょう。維管束の中がさらによくわかるでしょう。道管(どうかん)と師管(しかん)も観察できるでしょう。スケッチしたり、写真にとったりして記録して整理しましょう。

 

 

 

 

 

社会の自由研究テーマ

5万分の1地図の記号を確認しよう

5万分の1の地図には記号がいっぱい出てきますね。学校のマーク、お寺のマーク、城跡のマークなどは知っているでしょう。でも、知らないマークもいっぱいあると思います。自分の住んでいる地域、または帰省した田舎の5万分の1の地図を、すみからすみまで見て、知らなかったマークを覚えましょう。そしてさらに、実際にその場所で確認して写真にとって整理しましょう。

準備するもの

・5万分の1地図(正しくは5万分の1地形図)

大きな書店で置いていることがありますが、そういう書店なかなかみつかりません。次のサイトには置いているということですが、ほしい場所の地図がない場合があります。

地図販売店一覧|一般財団法人 日本地図センター

インターネットでなら確実に手に入ります。次のサイトで検索してみるとよいでしょう。

5万1地形図|地図センター Net Shopping

調べ方とまとめ方

調べたい記号が見つかったら、実際にその場所に行ってみます。そして写真をとって、記号と写真とを関係づけして整理します。

注意

田舎の場合は特に注意が必要です。

服装は、長ズボン、長そでにして、肌が露出しないようにしましょう。しっかりとした靴をはきましょう。サンダルはだめです。特に草むらは、毒虫に刺されたり、草で切ったりしないように気を付けます。

深いやぶや林には入らないようにしましょう。へびや毒虫に出会ったりします。迷子になる危険もあります。「マムシに注意」というような立て札がある場所は、絶対に近づかないようにしましょう。

お父さんお母さんと一緒に行けば安心だし、楽しいでしょう。

住んでいる地域の歴史を調べよう

自分の住んでいる地域が、それぞれの時代にどのようであったか調べてみましょう。有名な神社やお寺があれば、その由来や移り変わりなどについて調べてみると面白いでしょう。人々の生活についても調べてみるとよいでしょう。

調べる方法

・近くの図書館に行って、地域のことについて書かれた本を探します。図書館員に聞けば親切に教えてくれるでしょう。

・市や町の観光課に行って、資料を紹介してもらいましょう。よく知っている人に直接聞いてもいいでしょう。

・直接その場所に行って、石碑や案内板の説明を読んでみましょう。そこに住んでいる人に聞くのもよいでしょう。

・何かテーマを決めて調べるのがよいでしょう。

まとめ方

決めたテーマに沿ってまとめていきます。その中で特徴となるものを強調するとよいでしょう。