FXは証拠金維持率の低下には気をつけよう

FXトレーディングをする上で証拠金維持率には十分気を付けないといけません。私は常に300%以上にしておくことを心掛けています。多くのFX会社で、証拠金維持率が100%を切ると強制ストップロスが執行されるからです。下の写真をごらんください。

トルコリラ・円 日足 2019年 外為どっとコム 為替チャートより

2019年8月26日のトルコリラ・円を見ますと、18.062円でオープンし、一時16.227円まで下落したあと、すぐに戻っています。これは、何かのきっかけで下落した時に、トルコリラを買っているトレーダーの証拠金維持率が既定の割合を割ってストップロスの売りが出て下がり、さらに売りが売りを呼んでどんどん下がっていったと考えられます。このような形を「長いヒゲ」と言います。これは下ヒゲですが、上ヒゲもありえます。

ストップロスは成行で執行されますから、売りの場合買い手がつくまでどんどん下がっていきます。トルコリラ・円のように商いが少ない通貨ペアでは特にこれが顕著に表れます。この時強制ストップロスに合った人は相当損失を出していると思います。おそらく振り込んでいた証拠金だけでは足りなかったと思います。

このような強制ストップロスの被害に合わないためにはどうすればよいでしょう。それは、ギリギリの証拠金維持率でトレーディングしないで、十分な証拠金を積んで、余裕のある証拠金維持率でトレーディングすることです。