気象予報士になるには、まず気象予報士試験に合格しなければいけません。
気象予報士試験会場には、小学生から定年退職したと思われる年配の方まで、幅広い層の方々が参加しています。それだけ人気のある試験なのですね。親子で参加している方もいました。子供とあるいは孫と一緒に勉強するというのもいいですね、。
たとえ試験に合格しなくても、勉強を通じて、テレビの天気予報の解説がよくわかって楽しいです。興味のある方は挑戦してみるとよいでしょう。
もちろん合格して気象予報士の資格をとったとしても、シニアはテレビのウェザー・リポーターのような仕事につけるわけではありません。地域の天気予報程度のお仕事でしたらあるかもしれません。ブログなどに活用するのもよいかもしれません。

TIPSお天気キャスターは気象予報士でないとできないか
テレビ局でお天気キャスターあるいは気象キャスターをしている方々、みなさん気象予報士の資格を持っていますね。お天気キャスターイコール気象予報士の印象がありますが、気象予報士の資格がないと、お天気キャスターなどで天気予報や解説をしてはいけないという法律はありません。お天気キャスターになるには、テレビ局のお天気専門のアナウンサーや、お天気キャスター派遣会社に就職することになりますが、その段階で気象予報士の資格を持っていれば有利というだけです。有利というよりまず、資格がないと採用してもらえませんよね。
気象業務法によると、気象予報士だけにしかできないのは、各種観測資料に基づいた「現象の予想」(晴れとか雨とかの予想)だけです。「予想」と「予報」を区別している点に注目してください。気象庁の発表している現象の予想を伝えることは、気象予報士の資格がなくてもよいのです。

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試験はどう行われるか

試験の概要は次のようになります。
(1) 予報業務に関する一般知識 択一式(マークシート)  9:45~10:45  合格の目安:15問中11問以上
(2) 予報業務に関する専門知識 択一式(マークシート)   10:05~12:05  合格の目安:15問中11問以上
(3) 実技試験1            記述式          13:10~14:25  合格の目安は
(4) 実技試験2            記述式          14:45~16:00  実技試験1,2合計で70%以上
実技試験といっても実際に演習するのではなくて、実際の天気図・予想図(種類はいっぱいあります)が配布されて、設問に従って記述していくものです。

年に2回、8月と翌年の1月に行われています。
合格率は5%前後とかなりの難関ですが、挑戦する価値はあります。

TIPS気象予報士は注意報や警報を出せるか
注意報や警報の予想ができるのは気象庁だけです。一般の気象予報士が、大雨注意報とか洪水警報を予想することはできません。もちろん、気象庁の発表した注意報や警報を報道することは誰でもできます。

勉強方法は

次の3つになるでしょう。
(1) 専門の学校に通う
(2) 通信講座を受ける
(3) 独学する

専門の学校も通信講座もいっぱいあります。費用はかかりますが、一般には専門の学校が一番近道でしょう。
理系大学でしかも地学を専攻した方なら、独学でも十分わかる内容です。優れた参考書もいっぱいあります。私は物理学専攻ですが、内容はよく理解できます。参考書、問題集はいっぱい買いました。
試験に出る知識の範囲が非常に広いですので、ノートにまとめて直前に復習することをお勧めします。

一般知識、専門知識、実技試験の中でどれが一番難しいかというと、私は一般知識ではないかと思います。
もちろん実技試験は相当練習しないと短時間で終われるものではありませんが、一般知識もあなどれません。
一般知識で鍵を握るのが、計算問題です。過去問題を解いて慣れておいても、毎年新しいパターンが出てくるようで、考えている間に時間がきてしまいます。計算問題には自信があるつもりですが、体験談でどなたもおっしゃっているようにやはり難しいです。
気象関連法規は決まって4問出ます。関連法規を暗記するぐらいに準備して臨めば、短時間で4問は確実にとれますから、ここもポイントになるでしょう。

挑戦してみましょう。





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高層天気図に慣れる

20141218tenkizu

この図は、2014年12月17日に北海道と日本海側、それに徳島県の山間部に大雪をもたらした時の200hPa(ヘクトパスカル)高層天気図です。

曲線は等圧線ではなく、200hPaの曲面における等高度線で、、高度11480m~12360mの表示が見えます。ほぼ中央に日本列島があるのがわかります。そして、西から東へジェット気流が日本列島を回り込むように走っているのがわかります。

気象予報士試験の実技試験では、このような高層天気図の分析問題がたくさん出題されます。高層天気図は、気象庁の以下のURLに公表されていますので、日ごろから(特に天候の変化の激しい時)ダウンロードして分析し、天気の予想の練習をしておくとよいでしょう。

気象庁|高層天気図