Ticktokは中国のスパイアプリ インストールは絶対やめよう

今年(2022年)6月、TikTokがアメリカ人のデータを中国に流すバックドアを仕込んでいると報道されました。TikTokは、アメリカ人データをアメリカにあるサーバーで管理するなどして疑惑を否定していますが、サーバーには中国からアクセスできるなどセキュリティ上の問題は解決していません。

TikTokがアメリカ人のデータを中国に流すバックドアを仕込んでいるとの報道|au Webポータル経済・ITニュース (auone.jp)

それでは日本人データはどうなのでしょう。日本人データだって同じことが言えるに違いありません。TikTokは極めて危険なアプリと言えるでしょう。どんなにTikTokが安全性を保障したとしても中国人のやることです。裏で何が行われているかわかりません。中国政府は、敵対している国の情報を提供した者に多額の報奨金を与える制度があります。私たちの気が付かないところで、私たちの個人情報が盗まれている可能性は高いと見るのが当然でしょう。

TikTok なぜこんなに人気があるのか

スマホを操作していると、TikTokをインストールしろという画面がうるさいほど現れます。とりあえずインストールしとこうと「インストール」をタッチしてしまう人が多いのではないだろうか。

TikTokは中国企業ByteDanceが運営する動画に特化したSNSです。

TikTokの利用者は、全世界では2021年時点で10億人、日本では2019年時点で950万人と言われています。なぜこんなにも多いのだろうか。

TikTokは、15秒から1分ほどの短い動画を撮影・編集・投稿できるアプリです。撮影するときに速さを調節したり、アプリ内に実装されている特殊効果を活用して、ユニークな動画を作ることもできます。この動画にBGMをつけることもできます。動画投稿サイトではYoutubeが以前から有名ですが、Youtubeには動画の撮影・編集機能はありません。

このように、簡単に動画を作成・投稿できることが人気の第一でしょう。そして人気の第二は、有名人がこのアプリを使って動画を投稿していることです。

TikTokの危険性についてさまざまな考えがある

TikTok(ティックトック)見るだけの利用は可能?危険性は?安全に見る方法も紹介 | arrows life (fcnt.com)

これによると、機能に制限はあるものの、TikTokの動画を見るだけならば安全と説明しています。

TikTokの危険性は?見るだけでも危険?安全性や対策方法、注意点を解説│studio15 times

ここでは、TikTokにアカウント登録して動画を投稿したり他の利用者の投稿にコメントしたりするときの危険性について記述しています。

Nortonからも次の記述をしています。

TikTokはホントに危険? 8つのリスクとその対処法を解説 (norton.com)

ここで記述されている危険性も上の記事とほぼ同じ内容です。いずれも、セキュリティに関して、Youtubeなどの他のSNSと同じことがほとんどで、TikTokだから特に危険ということではないかもしれません。一番の危険性は、開発・運用が中国人だということです。

TikTokの最大の危険性はアカウント登録することにある

私はTikTokの最大の危険性は、アカウント登録をすることにあると思います。アカウントを非公開設定にしても同じです。なぜなのでしょう。

TikTokのプライバシーポリシーの中の「お客様の情報の共有方法」として、以下の記述があります。

お客様の情報の共有方法

当社はお客様の情報を以下の特定の第三者と共有します。

(中略)

法執行機関

当社は、法的に要求される場合、または以下の目的のために合理的に必要な場合、法執行機関、公的機関またはその他の機関とお客様の情報を共有します。

・法的義務、手続き、および要請を遵守するため
・当社のサービス規約、その他の契約、ポリシー、および基準を執行するため(これらの潜在的違反の調査を含みます)
・セキュリティ上の問題、詐欺的行為、または技術的な問題の発見、防止、またはその他の取組みのため
・法により要求または認められた、当社、当社のユーザー、第三者または一般の人々の権利、財産または安全を保護するため(詐欺的行為の防止およびクレジットリスクの回避を目的とした他の企業や組織との情報交換を含みます)

TikTokは法執行機関、つまり中国政府と情報を共有することがあるとはっきり言っています。つまり、私たちのアカウント情報をビッグデータとして中国政府が利用できると言っているのです。

ここに書いてあるプライバシーポリシーは、TikTokに限らず他のSNSでも同じでしょう。しかし、運営しているのが中国の企業という点が違います。中国政府は裏では何をやっているかわかりません。

中国には、適性国の有益情報を政府に提供した者には多額の報奨金が支払われる制度があります。中国からの留学生は、この制度を利用して日本に留学して極秘情報を中国政府に提供して裕福になっている者が大勢います。日本への留学に人気があるのはこのためです。

次の記事では、イギリス・アメリカが中国人留学生を警戒しているのに対して、スパイ防止法のない日本では、中国人留学生を全く警戒していないどころか好待遇している実態がわかります。

中国人留学生には航空券や月14万円を支給…スパイ防止法がない日本、「外国人は好待遇」の謎【元国連職員が解説】(幻冬舎ゴールドオンライン) – Yahoo!ニュース

ここまで見てくると、TikTokがアメリカ人や日本人の個人情報を中国政府に提供して多額の報酬を得ていることが歴然としてきます。

さらに恐ろしいのはTikTokアプリをインストールすること

冒頭で記述した事件は、個人情報取得ではありません。TikTokアプリをインストールすることによってバックドアが仕込まれることです。バックドアが仕込まれると、不正アプリが次々とインストールされます。今は何事もありませんが、今後中国政府が何かの機密情報を得たいと思ったら、その情報を収集するアプリを流して、仕込まれているバックドアから取り込まれて役割を遂行することができます。

便利だから、おもしろいからという理由だけで安易にTikTokをインストールしてはいけません。特に若い人は、何も知らずにTikTokをインストールして楽しんでいるでしょう。それが中国政府のワナです。新型コロナウイルスが、私たちの知らない間に中国共産党の陰謀で全世界にばらまかれ、気が付いたらもう手の施しようもないほどにまん延していたと同じことが、今度は別の形で生じる可能性があるのです。

なぜTicktokはこんなに広告に力を入れるのか

それにしても、スマホのTicktokのインストール広告は目障りなくらい多い。目を引くような若いきれいな女性のセクシー写真を出してインストールを促している。この広告費は莫大なものになるだろう。一企業が宣伝広告費に使える額ではない。

この資金はどこから出ているのだろう。私は中国政府から援助があると思っています。それだけ中国政府は、日本さらには西側諸国の個人情報が欲しいのです。私たちの個人情報は、絶対に中国政府に流れている。

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