サイトのレスポンシブ対応が急務になった

Google はかねてより、サイトのモバイルフレンドリーを検索のランキングに反映させると言ってきましたが、なかなか実施に踏み切ってきませんでした。しかし、ここにきて突然、モバイルフレンドリーアップデートが完了したことを発表しました。

関連記事:https://www.suzukikenichi.com/blog/google-completes-second-mobile-friendly-update/

ただ、モバイルフレンドリーだけがランキングに影響するわけではないし、このサイトの主要なキーワード検索でも今までどおり上位に表示されていることで、特別な対応は必要ないと考えていました。

ところが最近、Google 検索に下のような「ページがモバイルフレンドリーではありません。」というコメントがついていることに気が付きました。

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モバイルフレンドリーとは、モバイルでPC用に作られたサイトを見た時に、モバイルの画面のサイズに対応して段組みを変更したりして見やすい表示にしてくれる技術です。「モバイルフレンドリー」を知っている人がPCで見ているのなら、このコメントがついても問題ないことがわかりますが、「モバイルフレンドリー」を知らない人は、このネガティブコメントを警戒してクリックしないことが予想されます。

Googleアナリティクスに追加された機能 Search Console の「検索クエリ」を見てもこのことが予想できます。

20160622mobfriend2

この中の例えば「バイオリンを始めたい」というキーワードで検索されたとき、83回表示されているにもかかわらず、4回しかクリックされていないことを示します。他のキーワードでもクリック率は極めて低いです。最近 Visitor数が少ないことも気になっていました。「モバイルフレンドリーではありません」というネガティブなコメントが付けられていることで、警戒してクリックしないことが予想されます。Yahoo! や Bing は今のところこのようなコメントは現れていませんが、いずれ付くようになることでしょう。

これがモバイルフレンドリー・アップデートの一環かどうかはわかりませんが、見過ごせない事実です。対処しなければいけません。それにはレスポンシブ対応のWordPressテーマを使用すればよいだけで、ほとんどのWordPressテーマがレスポンシブ対応です。

しかしこのサイトは、高橋のりさんの著書「基礎からのWordPress」でサンプルとして紹介しているテーマが素敵で、これを参考にカスタマイズしたもので、デザインが気に入っています。母体となっているのが TwentyTwelve というWordPressのシンプルなテーマで、これ自体レスポンシブなので、オリジナルに戻せばよいのですが、このデザインを変えたくありません。

方針として、Bootstrap を全面的に取り入れてカスタマイズをすることを考えていますが、まだ初・中級程度の私がやることですからいつになることやら。

<追記>

まだレスポンシブ対応が終わっていないのに、7月5日に「ページがモバイルフレンドリーではありません」のコメントが消えていました。どういう基準でコメント表示をしていたのでしょう。いずれにしてもレスポンシブ対応は続けます。

7月9日には再びネガティブコメントが現れました。レスポンシブ対応を急がないと。

スマホのGoogle検索をすると、モバイルフレンドリーのサイトには「スマホ対応」と表示され、そうでない場合は何も表示されないのですね。

ところで、同じ「バイオリンを始めたい」でGoogle検索して1ページ目に出てくるこのサイト

http://www.violinwakaru.com/artcl/10/12_00302.html

も、レスポンシブ対応ではありませんが、「ページがモバイルフレンドリーではありあせん」のコメントは現れていません。しかし、スマホで検索すると、「スマホ対応」のコメントが現れません。「ページがモバイルフレンドリーではありあせん」は別の判断基準かもしれません。

調べてみると、どうやらこのコメントは、サイトの管理者にだけ表示されるようです。私のサイトしか表示されないので不思議に思っていました。英語表記では

Your page is not mobile-friendry

となるのを、日本語では your が省略されて、このようなわかりいくい表記になったのですね。一応は安心。レスポンシブ対応はゆっくり進めましょう。

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