武蔵水路の川底を歩く

埼玉県に、利根川の水を荒川に送る武蔵水路があります。利根川の行田市にある利根大堰から、鴻巣市で荒川に放流している全長14.5kmの水路です。大雨の時には大荒れとなるが普段は水量の少ない荒川に、いつも水量が豊富な利根川から水を供給し、下流で取水して、大久保浄水場、朝霞浄水場から埼玉県南部と東京都の一部の1千万人余に水道水を供給しています。さらに農業用水としても重要な役割をもっています。

工事着手が1964年(東京オリンピックの年)で、1967年に工事が完了しています。長い年数がたって老朽化しており、耐震性にも問題があるため、2010年に改築工事が始まりました。それがようやく完成し、開通の前日の5月30日に水路の川床を歩くというイベントがあったので参加しました。

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ここが現場です。工事中も水を通す必要があるため、片側ずつ工事しています。右側が既に完成して水路として使われている部分、左側がこれから歩く完成間近の部分です。

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横から見たものです。向こう側が水路となっている部分、こちら側のコンクリートの見える所がこれから歩く部分です。両側からの圧力で崩れないように、太い鉄骨で支えています。水が通れば水圧で支えられますから、完成後は取り払われるそうです。この上を強固にセメントを入れて暗渠化するものと思っていましたが、違いました。暗渠化すると中の様子が見えなくなるのでメンテナンス上暗渠化はしないということです。確かにそうですね。

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これから歩いて通る水路の川底です。

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説明を聞いたあと、参加者が一斉に歩き出します。

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今夜には水没するので自由に落書きしてください、ということで、用意されているチョークで皆思いおもいに落書きしています。
え、私? ・・・私は片思いのあの人の名前を書いてきました。これで忘れてしまおうと・・・。

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上流のほうは既に両方の水路に水が通っています。流量は毎秒50トン、小学校のプールの水が2秒間で流れるという感じということです。今夜からはこのようになるようです。
いつかあの場所を通ったとき、この日のことを思い出すでしょう。

 

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