新型コロナウイルス検証:これは人為的に生成され意図的に拡散されたのではないか?

2020年1月、中国武漢を起源とする新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、瞬く間に世界に広がりました。4年を経てようやく終息の兆しが見えてきましたが、この間の人的被害、経済的損失は、過去に例をみないほど甚大なものとなりました。

このような重大なパンデミックを起こした中国は、全世界に謝罪することもなく、WHOのウイルス起源調査も拒否し続け、将来の新種ウイルス発生のメカニズム研究の妨げとなっています。

このような態度をとる中国に対して私は疑問を抱き、新型コロナウイルスは中国で人工的に生成され、人為的に全世界に拡散されたのではないかと信じるようになりました。この観点から、これまでインターネットに公表された情報を検証してみると、この仮説が実にうまく説明できるのです。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は人為的に生成され、拡散された

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、習近平中国共産党によって意図的に生成され、全世界に人為的に拡散された。これが私の主張です。その理由はたくさんあります。以下、理由を一つひとつ検証しましょう。

理由1.武漢ウイルス研究所ではウイルスの機能獲得研究が行われていた

中国の武漢ウイルス研究所では、以前からウイルスの機能獲得研究が行われていました。

「ウイルスの機能獲得研究」とは、「病原体の毒性や感染力を増強する研究 」で、目的は「将来、天然起源で発生しうるウイルスをあらかじめ人工的に作り、ワクチンや治療薬を開発して、ウイルスの将来的な感染拡大に備える」ことです。

目的から考えて正当な研究であり、武漢ウイルス研究所に限らず、多くの国でも行われている研究です。武漢ウイルス研究所には、米国からも資金援助されていたことが明らかになっています。現在、援助は行われていません。

問題は、このような危険な研究が簡易な実験室で行われていた可能性があることです。

新型コロナウイルスは「中国から流出」と断定した、米報告書の「驚くべき内容」(長谷川 幸洋) | 現代ビジネス | 講談社(1/7) (ismedia.jp)

この中で、現代ビジネスの長谷川幸洋氏は、次のように指摘しています。

研究所の責任者の1人で「バット・ウーマン(コウモリ女)」こと、石正麗(Shi Zhengli)氏は、本来なら「BSL-4」という高度な実験室で行うべきウイルスの遺伝子操作実験を、「BSL‐2」や「BSL-3」のような簡易な実験室で取り組んでいた。BSL-2は歯医者の診察室レベルだ。

このような環境で研究が行われていたとすれば、2019年の早い時期から、武漢ウイルス研究所から漏れていた可能性があります。2020年1月に武漢で発生が確認される以前です。それを裏付ける証拠があります。

2019年の早い時期から世界に感染が広がっていた

私がまとめた下記投稿で、2020年12月27日 NHK「謎の感染拡大~新型コロナウイルスの起源を追う~」で放映された内容を紹介しています。

<<投稿>>

新型コロナウイルスはどこで作られ、なぜこのように世界に広がったのか

この番組で、次のことが報道されていました。

  • 中国版ツイッター ウェイボウには、2019年11月半ばから、インフルエンザらしき投稿が多数見られている。
  • イタリアの下水道のPCR検査で、19年12月中旬にかなりの新型コロナウイルスが存在していた。
  • フランスでは19年12月に原因不明の肺炎患者が発生しており、患者の鼻から採取したサンプルをPCR検査したところ、新型コロナウイルスが検出された。

イタリア、フランスでは、2019年には中国の富裕観光客によってウイルスが運ばれたと考えられます。ということは、それ以前に中国に拡散されていたことになります。新型コロナウイルスは、発症までの潜伏期間が長いのが特徴です。気づかないうちに拡散されていたのでしょう。2020年に入ってから、イタリアを中心としたヨーロッパの感染拡大はすさまじいものでした。すでに中国の富裕観光客によって汚染されていたわけです。

2019年夏から秋口にかけて中国のPCR検査機器公共調達額が劇的に増加

オーストラリアのサイバーセキュリティ会社(Internet 2.0)が、中国の入札公募プラットフォーム「采招網」を通じて2007年から2019年までに締結されたPCR検査機器の公共調達契約額などを調べた結果、2019年夏から秋口にかけて、中国のPCR検査機器の公共調達額が劇的に増加していることがわかりました。

中国・武漢「2019年夏〜秋時点で感染拡大」の可能性指摘。WHO報告よりも前、豪サイバーセキュリティ企業が分析 | ハフポスト (huffingtonpost.jp)

この時すでにパンデミックに近いことがあったのではと推測できます。

さらに、武漢ウイルス研究所では、軍事目的に応用の疑いのある機能獲得研究が行われていた可能性があります。

新型コロナウイルスの起源から考える機能獲得研究のリスク

ウイルスの機能獲得研究には次の5種類あります。

  1. 感染対象を変える
  2. 感染力を強める
  3. 毒性を増す
  4. 無症状感染できるようにする
  5. 免疫逃避できるようにする

このうち4,5は軍事的にしか応用できないために禁止されています。しかし、武漢ウイルス研究所では、「4,5にあたる研究が行われていたことが発覚し、論文も見つかっている」と指摘しています。これが事実ならば、中国人民解放軍がかかわっていたことになります。

理由2.新型コロナウイルスの起源は自然界ではない可能性が高い

新型コロナウイルスは、最初、武漢の海鮮卸売り市場のコウモリなどの野生動物とされていましたが、その後「野生動物から中間宿主を介してヒトに感染した」とする見方が中国を中心に主流となってきました。WHOもこの可能性が最も高いと報告しています。

COVID-19ウイルスの起源に関するWHO調査報告書

WHOの報告書は中国に配慮した内容の傾向があります。この後もWHOは中国に、ウイルスの起源についての調査を要請していますが、中国が拒否しているために、起源についてこれ以上の進展はありません。

SARS-CoV-2が自然界由来でなく人工的に作られたとする根拠は、次のイェン博士の論文が示しています。

イェン博士は、最初香港大学に、新型コロナウイルスについて調査を依頼されました。しかし、調査を進めていくうちに、これが自然界由来のものでなく、人工的に作られたものであることに気づいて指摘しましたが、上司や当局から睨まれ、身の危険を感じて米国に亡命しました。

「深入りするな。消されるぞ」と忠告され…アメリカ亡命中の研究者が決死の告発「新型コロナは『中国軍の生物兵器』として開発された」 週刊現代

亡命を果たしたイェン博士は、新型コロナの特徴と中国のプロパガンダ戦を告発する3つの論文、いわゆる「イェン・レポート」を、研究データのオンラインプラットフォーム「Zondo」に発表。’20年9月に公表された第1弾では、新型コロナが人為的に作製されたことを告発している。

イェン博士は次のように述べています。

「自然発生説によれば、新型コロナウイルスはセンザンコウやハクビシンなどの中間宿主内で変異し、人間への感染確率を高めるとされています。しかし、新型コロナウイルスには人間の細胞と結合しやすいスパイクタンパク質が含まれており、これは自然発生説の中間宿主に関する理論や実験結果と一致しません。そして、これらの部位には、人為的な改変の痕跡がはっきりとあります」

イェン・レポートは、マサチューセッツ工科大学出版社やジョンズ・ホプキンス大学の研究機関によって、「根拠薄弱」と否定されました。しかし、発生から4年たっても、SARS-CoV-2が人への感染力を強めるために変異した中間宿主は、自然界に見つかってはいません。

イェン・レポートに支持者は多く、その一人、米国疫病予防管理センター(CDC)の第18代所長で新型コロナのパンデミックに現場のトップとして対応した、エイズ・ウイルス研究の権威であるロバート・レッドフィールドJr.博士は、次のように述べています。

「私は、新型コロナが人為的に作られたという点でイェン博士の指摘を百パーセント支持します。その遺伝子配列を見れば、人工的に作られたことは疑いようがない。SARSやMERSのウイルスは人から人への感染力は弱いのですが、新型コロナは最初から強すぎる能力を持っていた。これは自然界で進化したコロナに見られない特徴です」

理由3.中国ではパンデミックが始まると、いち早くロックダウンを行い、言論統制を強力に推し進めた

どなたもご存じのように、武漢でSARS-CoV-2が発生してから、中国は全土に厳格なロックダウンを敷きました。これほど厳しいロックダウンを敷いたのは中国だけです。なぜ厳しいロックダウンを敷かなければいけなかったのか、それには理由があります。SARS-CoV-2が中国起源でないことを印象付けるためです。

もし厳格なロックダウンを敷かずに、中国全体にSARS-CoV-2が蔓延したらどうなるでしょう。人口も多く衛生状態もよくない中国のことだから、瞬く間に国民の大半が感染してしまうでしょう。そしたら、SARS-CoV-2が中国起源ではないと主張できなくなります。研究所流出の疑いも発覚するかもしれません。中国にとってどうしても避けなければならないことです。

厳しい言論統制の内容については、先に紹介した<<投稿>>でまとめています。次のような内容です。

  • 自らも感染した湖北省武漢市の医師、李文亮氏が「デマを流した」として処分された。
  • 市民記者、張展氏が武漢の医療の混乱ぶりなどをインターネットで伝え、海外メディアの取材も受けていたことにより、懲役4年の実刑判決が言い渡された。
  • 新型コロナウイルスに関する論文や報告が、当局によってことごとく削除されている。
  • NHKの調査で、中国当局が研究者に統制をかけていたとみられる音声記録もみつかっている。「研究結果は許可なく公開してはならない。関連する論文とその結果は、委員会に提出し承認されなければならない」。

この他にも数多くの言論統制が行われました。当局が武漢ウイルス研究所からのウイルス流出に神経をとがらせていることがうかがわれます。ウイルス流出に結びつきそうな情報はすべて削除したかったのでしょう。

理由4.新型コロナウイルスのワクチン開発が早かった

中国のSARS-CoV-2ワクチンの開発は驚異的に早かったのです。

シノファーム製は、2020年12月31日に一般使用向けに承認されています。それ以前の7月には、医療関係者や感染リスクの高い人を対象にコロナワクチンの緊急接種プログラムが開始されています。

中国、シノファームの新型コロナワクチン承認 一般向けで初めて Reuters

シノバックも、2021年2月5日に承認されています。2020年7月に緊急使用も認められています。

中国 国内の製薬会社「シノバック」のワクチン承認 新型コロナ NHK

いずれもワクチンの開発期間が異常に短いのです。

これに対し、米国製のワクチンはこれより遅れますが、ファイザー社のワクチンが、2021年8月に、モデルナ社のワクチンが2022年1月に、FDAから正式承認されています。(これ以前に緊急使用はあり)

ファイザーもモデルナも開発期間は短いのですが、いずれもメッセンジャーRNAという、既に確立された技術をワクチンに適用しているので、開発期間が短いのは納得できます。ウイルスの遺伝子情報を使いウイルスを直接使わないため安全で、開発・量産にかかる時間が短くて済みます。

一方、シノファーム、シノバックは、病原体を不活化、殺菌して感染力をなくしたものを原料として作られる不活化ワクチンで、通常開発に長い年月がかかります。これまでに開発されたワクチンの中で、ウイルスの分離から承認までの期間が最も短かったのは1960年代に開発されたムンプス(流行性耳下腺炎)ワクチンで、それでも4年かかったと言われています。

これだけ開発期間を要する不活化ワクチンを、どうしてこのような短期間で開発できたのか、疑問が残ります。実際のウイルスを病原体として使用するわけですから、SARS-CoV-2が存在していた。しかもかなり早い時期に存在していたとみるべきでしょう。

しかも、ワクチンの使用が早かったことから推測すると、将来のパンデミックを予想して準備していたとも考えられます。前に、「2019年夏から秋口にかけて、中国のPCR検査機器の公共調達額が劇的に増加している」と書きましたが、これはワクチン開発のためだったかもしれません。ワクチンを準備していたことは、SARS-CoV-2を人為的に拡散することを考えていたとも受けとれます。

理由5.中国がWHOの新型コロナウイルス起源調査を執拗に拒否している

WHOは、SARS-CoV-2起源の調査を再三にわたって中国に要請しています。しかし、中国はこれを頑なに拒否し続けています。

「データすべて提供」 中国、コロナ起源問題でWHOに反論会見

本来なら、将来このようなパンデミックを起こさないためにも協力すべきなのですが、頑なに協力を拒んでいます。

「野生動物から中間宿主を介してヒトに感染した」とする中国の主張が正しいのならば、これを証明するファクトを提供すべきなのです。しかし、「データはすべて提供した」として、追加調査に一切応じません。

なぜでしょう。それは、事実を知られたくないからです。

中国は、これまで検証してきたような事実を隠さなければならないのです。そうでないと、全世界から莫大な賠償金を請求されます。

WHOの調査に応じないのは、そこに隠された真実が、恐ろしい真実があるからとみるべきではないでしょうか。

結論

これまで、理由1.~理由5.まで5つの理由をあげてきましたが、これらから、

「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は人為的に生成され、拡散された 」

という当初の仮説の正しさが確認できたのではないでしょうか。

では、何のために?

私は、全く私的な見解で次の投稿をしていますが、決してありえないことではないと信じています。

習近平の野望:新型コロナウイルスに乗じて世界制覇を目論む

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