私の嫌いな日本語 シンガーソングライターの稚拙な歌詞

明治以降、日本の歌の詞には感動するものが多かったと思います。

「荒城の月」をはじめとして、「紅葉」「浜辺の歌」「夏の思い出」「さくら貝の歌」「あざみの歌」・・・あげればきりがありません。西条八十、サトウハチローの流行歌の歌詞もすばらしいです。

これらの歌詞に共通しているのは、言葉は少ないけれど、的確に心情を表現する言葉を選んでいるということです。感動する作詞家は語彙力が豊富です。語彙力が豊富だから的確な言葉を選べるのです。詞のリズムにふさわしい言葉を選べるのです。

では今のシンガーソングライターはどうでしょう。やたらと言葉が多いのです。言葉が多すぎるのです。語彙力がないので、日常使っている言葉をこれでもかと羅列して意思を伝えようとしているのです。そこに感動は生まれません。よいメロディーも生まれません。

現在NHK朝ドラ「お帰りモネ」の主題歌、どうでしょう。早口言葉でまくしたてています。メロディーもありません。単にしゃべっているだけなのです。早口だから歌詞もわかりません。歌いだしの「アシノエンカイノタダシサガー」の意味が今もってわかりません。

こんなの歌と言えるでしょうか。こんな主題歌ならないほうがましです。今のシンガーソングライターのは、詩ではなくてもはや散文です。

NHKの朝ドラには、へたなシンガーソングライターを起用することが多くて耳障りです。私は、テーマソングが始まるとテレビを切って、終わるころつけるようにしています。

私がシンガーソングライターで評価できる歌詞を作っている人は、中島みゆきさんとさだまさしさんだけです。二人は語彙力も豊富です。それにメロディーもよいから感動できる歌となるのです。

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