ブルーベリーが目に良いということはよく知られています。一般によく言われているのが、ブルーベリーに多く含まれる「アントシアニン」が目に良いというものです。しかし、具体的にどのように目に良いのでしょう。どのような効果があるのでしょう。私も緑内障と白内障をかかえていて、最近白内障の手術が終わったところなので気になります。ブルーベリーを食べていたら緑内障にも白内障にもならなかったのでしょうか。そんなことはなさそうですが、緑内障で網膜の視神経が半分以上死滅しているようなので、これ以上視神経の破壊を食い止める手立てにならないかと調べてみました。
コンテンツ ブルーベリーの効果の医学的エビデンスはない なぜサプリメントとしてブルーベリーの人気があるのか とにかくブルーベリーを試してみましょう
ブルーベリーの効果の医学的エビデンスはない
結論から言うと、ブルーベリーが目に良いという医学的なエビデンスはないようです。
現在眼科手術医療の分野で注目を浴びている深作眼科の深作院長も、下記の著書の中で、エビデンスはどこにも見当たらない、あえていえば、ブルーベリーに含まれているカルテノイドの一種であるルティンとゼアキサンチンが加齢黄斑変性の予防に効果の可能性があるとしています。
ただし、ルティンやゼアキサンチンは緑黄色野菜から摂れるので、ブルーベリーでなければ摂れないというわけではないそうです。
ではそもそもなぜブルーベリーが目によいとされるのでしょうか。きっかけは第二次世界大戦中の空軍パイロットの話にあるようです。当時は夜間でも有視界飛行でした。夜でもよく見えないといけないので、目に少しでもよいかもしれないと、ブルーベリーのジャムを食べていたのです。このことが、ブルーベリーは目に良いにつながっているようです。
なぜサプリメントとしてブルーベリーの人気があるのか
ほんとに全く効果がなのでしょうか。それならばサプリメントとしてブルーベリーエキスが使われ、普及しているのはなぜなのでしょうか。
サプリメントとしてブルーベリーを目によいと推奨している方々の主張はこのようになります。
ブルーベリーに多く含まれる、濃い青紫色のアントシアニンが目の働きに有効に作用することです。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、体内ではロドプシンという視覚に関するたんぱく質の合成に関わっており、視機能の改善や視力低下の防止、白内障予防にも効果があるようなのです。
最近の研究では、アントシアニンがブルーライトから目を守ってくれるという結果もあるようです。パソコンやスマホの液晶画面で使われているブルーライトは、目の網膜にダメージを与えます。網膜を保護するのにアントシアニンが有効ということになります。
また、ブルーベリーにはビタミンAも多く含まれていて、目の網膜を丈夫にして、薄暗い場所でも見やすくなり、夜盲症の予防にも効果があります。
このように、目に対するブルーベリーの効果は全くないとは言えないようです。ただ、これらの成分はブルーベリーだけにしか存在するわけではなくて、他の緑黄色野菜でもとれます。ブルーベリーは特に多く含んでいるので効率的に摂れるということになるのではないでしょうか。
とにかくブルーベリーを試してみましょう
私は、緑内障と白内障をかかえています。白内障の手術は終わりましたので、良く見えるようにはなったのですが、すでに緑内障で網膜の視神経をかなりやられています。白内障の手術と一緒に、アイステントという１ｍｍほどの細い金属の管を埋め込んで、房水の流れをよくするようにしてもらいました。白内障のような目の手術と同時に行うようにすると、健康保険が適用されるようになったのです。しかし、それでも緑内障の要因とされている眼圧は顕著に下がりません。
そんな私が期待を寄せているのがブルーベリーです。しかし、ブルーベリーはなかなか手に入りませんので、サプリメントを試してみます。
ブルーベリーのサプリメントはいっぱいあります。ほとんどが、北欧産野生種ブルーベリーの「ビルベリー」を使用しています。ビルベリーは、ブルーベリーよりも5倍のアントシアニンを含んでいます。その中で注目しているのが、次の商品です。
ブルーベリーアイ（1袋31粒入り、約1ヵ月分） サプリメント サプリ ブルーベリー アイ ビルベリー アントシアニン カシス ルテイン 疲れ かすみ 目の健康サプリメント【わかさ生活】
発売元のわかさ生活は、フィンランドに支社を作り、現地のビルベリーの育成状況の確認と品質管理に努めており、自社研究所で成分や効果の研究を行っています。それでいて価格は他社より安く提供しています。
当分の間試してみて、緑内障で視神経をかなり失った私の目にどのような効果が表れるか見ようと思います。何か効果が表れたら、この場で報告する予定です。
