新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。不安な毎日です。一時マスクや消毒薬が不足していましたが、ようやく手に入るようになりました。しかし薬局などで売られているものは、中国製で品質と安全面で問題があります。中国製品はできる限り避けたいところですね。インターネットで探すと、日本製で安全なものがあります。
その他アルコールなどの消毒薬も手に入るようになりました。消毒用アルコールは70%以上の濃度が必要とされています。次亜塩素酸水という消毒薬もあります。
その他にも、新型コロナウイルス感染予防対策グッズがいろいろ出てきました。その中でも安心して使えそうなものを探してみましょう。(秋山)
コンテンツ
ドアノブやテーブルなどに一般に使われている次亜塩素酸ナトリウム
水道水で作れる高機能除菌スプレー【e-3X(イースリーエックス)】
日本製の安心して使えるグッズを探す
残念ながら、医療・健康・衛生面で重要な製品の多くが中国製であることが実態です。しかし、日本政府も企業も今回のコロナウイルスの事件で、重要なものを中国のような信頼できない国に頼るのは危険であることがわかってきました。国民の命にかかわるものは自国で調達できるよう生産体制を整えつつあります。そのような安心・安全な日本製のマスクや消毒液など、ウイルス感染予防対策グッズ探してみましょう。
コロナウイルス感染防止に欠かせないマスク
日本では、(社)日本衛生材料工業連合会で次のマスクの基準を決めてます。ただし、かなり大雑把な基準と思います。
この基準に従っているマスク製品には、右のような全国マスク工業会会員マークを表示してよいことになっています。表示にあたっての基準は次です。上の基準よりかなりしっかりしたものです。
従って、このマークがついていれば安心して使えると考えてよいでしょう。ただし、中国製でもこのマークがついているものがあります。輸入業者が責任を持って販売しているということでしょう。
大切なことは、このマークのない中国製品は決して使わないことです。
このマークはあくまで「全国マスク工業会」の会員マークですから、会員でなければつけることができないということになります。日本製であっても会員でなくて良い製品を作っているところはあるでしょうから、私たちが実際に見て判断するということになるでしょう。
中国でも、衛生用品の生産許可に対して国の定める第三者機関の証明書が必要になっているようですが、金を出せば証明書を発行するようないいかげんな国ですから、証明書があるだけでは信用できません。日本の輸入業者や委託元がしっかりと品質をチェックしたものでないと安心して使えません。それでもアベノマスクのような事件が起こるのです。中国製は避けるのが賢明です。
マスク選定のもう一つのポイントは、「ノーズフィットワイヤー」がついているということです。鼻の両脇は開きやすいので、ここからウイルスが侵入します。どんなに強力なフィルターをつけていたとしても、鼻の両脇が開いていたらウイルス防御効果は下がります。ノーズフィットワイヤーは、鼻の両脇をフィットさせてウイルスの侵入を防ぎます。
マスクにはいろいろな素材があります。素材によるマスクの効果はどのようなものでしょうか。
ここに、理化学研究所、豊橋技術科学大学、神戸大学の共同研究のデータがあります。実験結果を、理化学研究所のスーパーコンピュータ富岳で解析したものです。飛沫の直径0.3μm(エアロゾル)から200μmで計算しています。数値が大きいほど効果が少ない(飛沫カット率が低い)ということになります。
吐き出し飛沫量 | 吸い込み飛沫量 | |
なし | 100% | 100% |
不織布マスク | 20% | 30% |
布マスク | 18~34% | 55~64% |
ウレタンマスク | 50% | 60~70% |
フェイスシールド | 80% | エアロゾルについて効果なし |
マウスシールド | 90% | エアロゾルについて効果なし |
この結果はいずれも、マスクを鼻まで覆った場合のデータです。「鼻出しマスク」は吸い込み飛沫量は100%で、感染されるリスクは高いです。マスクをしていないのと同じです。
マイクロ飛沫(エアロゾル)の大きさは、マスクの繊維のすきまよりはるかに小さいのですが、細かい粒子の分子間力によってマスクの繊維に捕集されるため、ウイルスカット効果が発揮されます。
布マスクは素材によって異なることだと思います。
不織布マスクでも、市販のものは性能に大きな差があるようです。中国製は避けた方がよいと思います。
一般に飛沫カット効果は、付けたときの息苦しさで判断できるようです。つまり、息苦しいほどカット効果が高いことになります。
医療用マスク(サージカルマスク)について
商品の説明を見ると、「不織布マスク(サージカルマスク)」という記述が多いのですが、不織布マスクが全てサージカルマスク(医療用マスク)というわけではありません。
医療用マスクのちがい | メディアスホールディングス株式会社 (medius.co.jp)
の説明を引用します。
医療従事者や患者を感染から守るために、微粒子やウイルスなどの放出や侵入を防ぐ、血液や体液の飛散から保護する目的で使用されるマスクです。素材は不織布で、家庭用と比べて非常にフィルターの目が細かいのが特徴です。しかし、日本の医療用マスクには規定が無いため、米国のASTM International(国際標準化・規格設定機関)の定める規格に基づいた製品が多くなっています。
ASTM-F2100-19(医療用マスク米国規格)に基づいた製品は5μm程度の粒子を除去することができますが、細菌やウイルスはそれよりも小さいため、マスクを通過してしまうリスクがあります。しかし、実際に飛散される際には粒子の周りに水分を含んだ直径約5μmの飛沫となっているため、サージカルマスクによって感染のリスクを軽減することが可能です。
このように不織布マスクといっても、性能に大きな違いのあることがわかります。ましてや中国製のJHPIA表示のない不織布マスクなど信頼できないことがわかるでしょう。
正しいマスクの使い方
マスクをつける時は、顔にフィットさせることが大切です。NHKためしてガッテンによると次の3点が重要です。
- 鼻の両脇
マスクをつける前に鼻の形に合わせて山折り・谷折りすることで、すき間をなくすようにします。つけてからよくおさえます。 - ほほ
つけてからよくおさえます。 - あご
あごもしっかり覆うようにします。プリーツ型であまりあごの方に引き寄せると、ほほが開くのので注意です。
口だけマスクで覆う「鼻出しマスク」はもっての外です。吸い込み飛沫量は100%で、マスクをしていないのと同じです。「自分が感染するけだけで人に感染させないからいいじゃないか」と思う人がいるかもしれませんが、自分が感染すると、結果的に多くの人に感染させることになることを考えましょう。
不織布マスクは内と外で役割が決まっています。内・外をよく確認してつけましょう。内と外の区別は、マスクの説明書か袋に書いてあります。
不織布マスクは通常3層構造になっていて、外側は撥水加工されており、内側は皮膚に優しい素材になっています。中間はフィルターで、不織布にウイルス捕集機能を強化する加工(帯電加工)がされています。このため洗って使えないということだと思います。
参考サイト
マスクの疑問あれこれ解決!正しいマスクの使い方 | NHK健康チャンネル
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | マスク (jhpia.or.jp)
不織布の基礎知識|医療情報ガイド│株式会社ホギメディカル (hogy.co.jp)
マスク性能、PFE,BFE,VFE とは
マスクの性能指標として、PFE,BFE,VFE がよく使われますが、これは何でしょう。
マスクのパッケージに表示されているPFE・BFE・VFEとは? | 大衛株式会社|産科・医療・衛生用品ブランドのアメジスト (amethyst.co.jp)
によりますと次のように説明されています。
PFEとは
PFE(Particle Filtration Efficiency)とは「微粒子ろ過効率」のことで、約0.1㎛(マイクロメートル)サイズの粒子をどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。インフルエンザウイルス、ウイルス単体(飛沫核)、結核菌ウイルスなどが対象となります。「PFE99%」という表記であれば、約0.1㎛サイズの粒子を99%ろ過するということになります。(試験粒子はポリスチレン粒子(約0.1㎛))BFEとは
BFE(Bacterial Filtration Efficiency))とは「バクテリア(細菌)ろ過効率」のことで約3㎛の細菌を含む粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。花粉や咳・くしゃみに伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。「BFE99%」という表記であれば、約3μmの細菌を含む粒子を99%ろ過するということになります。(試験粒子は 黄色ブドウ球菌の懸濁液(けんだくえき)(約3㎛))
VFEとは
VFE(Viral Filtration Efficiency)とは「ウイルスろ過効率」のことで約0.1㎛~5.0㎛のウイルスが含まれた粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。インフルエンザウイルス、咳・くしゃみを伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。「VFE99%」という表記であれば、約0.1μm~5.0μmのウイルスが含まれた粒子を99%ろ過するということになります。(試験粒子はバクテリアオファージ(約1.7㎛))
不織布マスクは本当に1回の使い捨て?
不織布マスクの説明には「1回使ったら再使用しないでください」と書いてあります。それは本当でしょうか。
専門家の試験結果によると、3回までは再使用しても効果は変わらないという結果がでています。ただし、表面にウイルスが付着しているので注意とのことです。
一方で、「新型コロナウイルスは物の上では72時間で不活化する」という実験結果があります。それならば、3日間放置して使用すれば問題ないということになります。
こちらのページでは、「5枚の不織布マスクを使いまわす」ということを推奨しています。
マスクの再利用方法について(三井院長より) | 永野病院 (ryokuyukai.jp)
また、上の専門家の試験では
- アルコール消毒では、効果が10%減少
- 水で洗うと、効果が30~50%減少
という結果が出ています。
要するに、不織布メーカーは、不織布マスクを1回使ったあとどのような使われ方をするのかわからないので、再使用しないでくださいと言っているのだと思います。何回も再使用されたら商売にならないという意図もあるのかもしれません。。
私はあまり外に出ないので、不織布マスクを遣ったら3日以上放置しておいてまた使うということをしています。
理論的には、アルコールや水をかけない限り何回でも使えるということではないでしょうか。次に使う前に、風通しの良い空気中に晒しておけばよいわけです。
何回でも使えるとはいっても、私たちの吐く息に水分が含まれていますから、効果は少しずつ落ちていくでしょう。ですからマスクがやぶれるまでというわけにはいかないでしょう。
使い捨て不織布マスクは新たな問題を引き起こしています。それは環境問題です。不織布の原料はプラスチックですから、ポイ捨てマスクが分解されずに残り、野生動物に影響を与えるということです。海に流れ込み、マイクロプラスチック問題にもなります。
新型コロナ: ポイ捨てマスク世界中で 海に15億枚、野生動物も被害: 日本経済新聞 (nikkei.com)
これからは、不織布マスクを1回限りとするのではなく、定められた条件で何回まで使用するというようなガイドラインが必要となるでしょう。
日本製使い捨て不織布マスク
マスクの細菌やウイルスに対する防御効果は、布マスクより不織布マスクの方が優れているといわれています。布マスクは不織布マスクに比べて目が粗いので、細菌やウイルスを通しやすいからなのでしょう。
不織布マスクは3層構造となっており、外側は水を弾く不織布、内側は汗や水分を吸収する不織布、真ん中にフィルターが使われていますので、外装袋などの表示を確認して、内・外を間違えないことが大切です。内・外の表示はメーカーによって異なりますので、マスクの説明をよく見てください。
一般に薬局などで販売されている不織布の使い捨てマスクは、全てといっていいほど中国製です。中国製を避けて日本製マスクをを探してみました。
私が一番薦めたいのが次の日本製不織布マスクです。
素材が薄めにできているためか、呼吸が楽です。それでいて、VFE、BFE、PFE 99%カットです。もちろん、全国マスク工業会会員です。
さらにこのマスクの優れている点は、ノーズフィットワイヤーが曲げた時の形状を保ち、鼻のラインにフィットすることです。
ほとんののマスクのノーズフィットワイヤーは、写真右のように、曲げても少し戻ってしまい、鼻の脇が少し開いてしまいます。このマスクは鼻のラインに合わせてノーズフィットワイヤーを曲げた時、曲げたままの形状を保って鼻のラインにフィットして、鼻の脇の空きをなくすので安心して使えます。
次に私が薦めるのがこれです。
全国マスク工業会会員でもあり、アメリカ医療マスク規格 ASTM-F2100 にも準拠しており、医療用マスクのレベルです。
写真で見ると、大きさも十分なようです。もちろんノーズフィットワイヤーで、鼻の脇をフィットさせることができて安心です。
もう一つ安心して使えそうな日本製不織布マスクが次です。
ダイワボウノイ株式会社の製造している4層構造マスクです。
全国マスク工業会会員でもあり、次の性能試験をクリアしているとの説明があります。
バクテリアバリア性(BFE)99% [測定]カケンテストセンター ※BFREとはブドウ状球菌(3μm)のろ過効率です
ウイルスバリア性(VFE)99% [測定]米国ネルソン研究所 ※VFEとは、ウイルス飛沫のろ過効率です
微粒子捕集効率(PFE)99% [測定]カケンテストセンター
アレルキャッチャーマスクは、0.1μmの粒子なら99%カットするフィルターを使用しています。新型コロナウイルスの直接飛沫とともに危険性のあるマイクロ飛沫(エアロゾル) の直径が 0.3μm ぐらいですから、感染者の息やくしゃみから空気中を漂うマイクロ飛沫に対しても効果があると理解できます。
こちらもノーズフィットワイヤー付きです。
洗って何度でも使える日本製布マスク
使い捨てマスクは洗って使ってはだめとされています。上でも記したように、洗うと中間層のフィルターの帯電機能が下がるので、洗って再利用することは推奨していません。
一般の使い捨てマスクは、不織布ということが多いようで、洗って使うことは想定していませんが、布製のマスクならば洗って再利用できます。
布製マスクは、布目が不織布マスクに比べて粗いので、どうしても不織布マスクよりフィルター効果が落ちます。布マスクにはフィルターが必要です。そこで、布が二重構造になっていて、間にフィルターを入れることができるポケットのあるものがおススメです。
さらに、ノーズフィットワイヤーで鼻の横の隙間をなくせることが必要です。ここに隙間があると、ウイルスの侵入を許すことになります。不織布マスクはほとんどノーズフィットワイヤーがついていますが、布製マスクはついていないものがあるので注意が必要です。
マスクポケット付きの二重構造になっていて、ポケットにフィルターを入れることで、マスクのフィルター効果がより期待できます。
ノーズフィットワイヤーで鼻の両脇をフィットさせることができますので、安心して使用できます。
素材はコットンとリネン、カラーもベージュ、ネイビー、ブラックからお好みのものを選ぶことができます。
布マスクのフィルター効果を補強するマスクフィルター
布マスクのフィルター効果は、不織布マスクに比べて劣ります。これを補強する不織布のマスクフィルターを併用すれば、布製マスクのフィルター効果を強化して安心して布製マスクを使うことができます。
NHKあさイチ2021年5月24日の放送では、エアロゾルに対する遮蔽効果は次のようになっているとのことです。(聞きのがしましたが、ある専門機関の検証結果)
不織布マスク 30~50%
布マスク+不織布フィルター 40%
二重マスク(不織布マスクの上に布マスク) 60%
布マスクに不織布フィルターを入れると、不織布マスクとほぼ同じ効果があることがわかります。二重マスクの効果も高くなります。
日本で出回っている不織布はほとんどは品質面で不安な中国製品ですが、これは国内生産されている医療用不織布ですので、安心して使用できます。捕集効果は一般財団法人カケンテストセンターてテスト済みで、BFE,PFEに関して共に99%以上の捕集性能です。
10cm×126cm になっていますので、布マスクのポケットに合わせてカットして使います。
当然ですが、水洗いはできません。使い捨てを前提としていますが、説明によりますと、「交換目安の規定はございません。使用頻度、汚れ、使用時間に基づきお客様の判断でお取替えください」とのことです。私は、布マスクを洗う時に交換しています。
ウイルス撲滅に最も効果的な各種消毒液
コロナウイルスは消毒用アルコールに弱いとされています。コロナウイルスの表面はエンベロープという脂質性の膜に覆われて、アルコールがこれを溶かすので、コロナウイルスは生存できなくなるということです。
その他、次亜塩素酸水も、コロナウイルスに限らずノロウイルスなど他のウイルスを不活性化する効力があります。
新型コロナウイルスの消毒・除菌についての詳細は、厚生労働省のページをご覧ください。
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
新型コロナウイルスに威力を発揮する消毒用アルコール
新型コロナウイルスを不活化させるのに効果的なのがアルコールです。
一時消毒用アルコールが手に入らないことがありましたが、現在は多く出回っています。選ぶ時は70%以上のもの選びましょう。そして信用のおけない中国製は避けましょう。
厚生労働省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」によりますと、消毒用アルコールについて次のように記述されています。
アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液も有効です。
アルコールは、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。
<使用方法>濃度70%以上95%以下(※)のエタノールを用いて、よくすりこみます。
(※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません 。
消毒用アルコールは、日本薬局方のアルコールを使用するのが最も安全でしょう。病院でも使用しているものですね。
エタノール(C2H6O)76.9~81.4% ですので、濃度の基準を十分満たしています。
アルコールにアレルギーのある方は、皮膚に直接つけることはできません。
手が汚染されたかなと思ったら、シュッと手に吹きかけて両手で全体になじませればOKです。ドアノブなどに吹きかけても効果があります。
外では手を洗うのは難しいので、携帯用スプレーがあると安心です。
【日本製】携帯用《50ml×3本セット》【消毒用エタノール75%】ウイルス対策手指除菌・水溶性【携帯スプレー】
日本製でアルコール濃度は75% です。
使い終わったボトルは、上で紹介した500ml 消毒用エタノールから小分けして使います。
お家のドアノブや手すりなど気になる所の消毒に次亜塩素酸水
新型コロナウイルスに対して消毒用アルコールと同じ有効性を持つものが、次亜塩素酸水です。次亜塩素酸ナトリウムとは異なります。一般社団法人機能水研究振興財団の次の報告でも有効性が示されています。
http://www.fwf.or.jp/data_files/view/1707/mode:inline
ドアノブや手すりなどの汚染が気になる所に使用するものです。アルコールにアレルギーのある方にはこちらがよいでしょう。ただし、手指を消毒するものではありません。
上記厚生労働省ページの説明によりますと、
「次亜塩素酸水」は、「次亜塩素酸」を主成分とする、酸性の溶液です。酸化作用により、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。いくつかの製法がありますが、一定濃度の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの感染力を一定程度減弱させることが確認されています(NITEの検証)。
一定濃度というのは、厚生労働省のこの説明によりますと、消毒したいモノに流水掛け流しを行う場合は35PPM以上のものを使用します。
次亜塩素酸水は、有機物に触れると水と酸素に分解されるため、安心して使用できます。
右に紹介している製品は、60PPMに調整されていますので、そのまま使用することができます。
4週間毎に配送されています。新型コロナウイルスに限らず、通常の防菌・消臭として使用できます。
最低1年の契約制となっていますので、1年未満に解約すると違約金が発生しますのでご注意ください。
ドアノブやテーブルなどに一般に使われている次亜塩素酸ナトリウム
次亜塩素酸水と同じように、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液も消毒液として使えます。
上記厚生労働省のページの説明では、
テーブル、ドアノブなどには、市販の塩素系漂白剤の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」が有効です。「次亜塩素酸」の酸化作用などにより、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。
新型コロナウイルス患者や疑われる人が滞在した部屋などの消毒によく使われているのを見ます。
家庭にある塩素系漂白剤で作ることができます。塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウムが0.05%になる溶液で消毒箇所をふきます。手指の消毒には使えません。
具体的な作り方は次のページを参考にするとよいでしょう。
水道水で作れる高機能除菌スプレー【e-3X(イースリーエックス)】
水道水を注いでスタートボタンを押すというわずか2ステップ、 最短1分間で生成された除菌液が、ドアノブ・家具・衣類はもとより、 アルコールに弱いプラスチック製品にもスプレーできます。水道水から生成された安心・安全な除菌液として寝具・ ベビー用品・ペット用品に至るまで、コストを気にせず使用することができます。
家中どこでも除菌、水道水で作れる高機能除菌スプレー【e-3X】
- コアテクノロジーEOCIS(イオシス)により生成される高機能除菌液
- 水だからどこにでも安心して使える
- カートリッジ不要で、何度も作れる
- 材料は水道水だけ、必要な電気代は年間約10円
- 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化を実証済
除菌液製造器に搭載したEOCIS(イオシス)は、奈良県立医科大学との共同研究により
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化が実証 されています。
MTG、奈良県立医科大学との共同研究により新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化を実証 | MTG News | 株式会社MTG
e-3Xは、株式会社MTGの製品名です。
MTG、水道水から複合型除菌液を生成できる高機能除菌スプレー「e-3X(イースリーエックス)」を発売: 日本経済新聞 (nikkei.com)